おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。創業者・
渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いからゴルフ場跡地を買い
取り、この跡地を森に還す森づくり事業を2020年にスタートさせました。
このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」2名の夢と希望、
ワクワクだけでなく、苦悩やつぶやきもお伝えしたいと思います。
今回は、私たちが開催している森散策ツアーへの想いをお話させてください。
「森と人をつなぐ」。これは、私たちが森づくり事業の柱のひとつとして据えた、
ミッションのひとつ。そのなかで、昨夏「森の散策ツアー」をスタートさせました。
このイベントは、ゴルフ場跡地の森を、自然や生きものについて森の番人がお話を
しながら歩き、ツアー限定メニューに舌鼓を打つというもの。昨夏はランチボックス、
昨秋は各4種の和菓子&お茶の飲み比べ付きとし、お客様からご好評をいただきました。
そして今年6月から7月上旬のイベントとして封切りしたのが、「森の摘み草さんぽ&
ハーブのひんやり足湯カフェ」です。特に足湯については、最近、都市部でも人気と
なっている足湯カフェを森でやってしまおう!という無鉄砲な発想が原点にありますが、
なんとか実現にこぎつけました。
もとより、恵那峡パーク温泉の源泉地でもある、私たちのゴルフ場跡地。
当地ならではのラジウム泉(冷泉)が楽しめます。足湯のお供にご用意するのは、
酸味が爽やかな「ミモザの花畑ケーキ」。ドングリ(ウバメガシ)から採集した
天然乳酸菌が醸すクリームを使用した逸品です。
あたかもツアーのCMのようではありますが、ここで私が皆さんに本当にお伝えしたい
のは、やはり自然界のフシギやおもしろさ。
たとえば上の写真は、今回の摘み草ツアーでもご紹介したいスイカズラ(写真上)。
ご長寿天下人・徳川家康が愛飲した「忍冬酒」の原料であり、また中国の「金銀花茶」の素材でもあります。
色々な豆知識をお伝えするほか、「吸い蔓」の名前のとおり、蜜を吸ってその甘さも体感していただくことも!
花を足湯に入れれば、カラダが喜ぶことまちがいなしです。
今年はさらに、ゴルフ場跡の奥地にて、「第2の恵那峡」もご案内。
昨年はヤブで通行できなかったエリアですが、素敵な景色を皆様にも見ていただきたく、
決死の!?思いで、切り拓いてまいりました。
恵那峡のなかで、白い砂浜が見えるところは、おそらく唯一ではないかと。
紺碧の恵那峡とのコントラストは、いつ見ても気分を爽快にしてくれます。
絶景と森の散策を通じて、わずかでも皆さんが森の癒しを感じてくださり、
お友達やご家族の話のタネになったら。
そして、あわよくば森づくりに興味を持っていただけたらというのが、
私の個人的な思いです。
森の植物をただ「食べる・食べられない」や「知っている・知らない」という一元的な
くくりでとらえずに、森の見方やそのアングルを変える、森の散策ツアー。
私自身もツアーの運営を通じて、どこまでも奥深い森の世界に、
そしてお客様のご質問やご意見に感動し、驚かされる日々です。
これからも、少しずつ内容をアップデートしながら、地道に森づくりの輪を
広げていきたいと思います。
※森の散策ツアーのご予約は、じゃらんHPから。
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000209568/activity/l00003E5D8/?ccnt=planList-in&screenId=OUW2210&dateUndecided=1
お電話にてご予約いただく場合は、070-4171-9327までご連絡くださいませ。
なお、本ツアーはコロナウイルス感染拡大防止のため、飲食時のマスクを外す際には
ご家族(グループ)ごとにソーシャルディスタンスを保つようお願いし、
安心安全な対応を心がけて運営しています。