おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。創業者・
渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いからゴルフ場跡地を買い
取り、この跡地を森に還す森づくり事業を2020年にスタートさせました。
このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」2名の夢と希望、
ワクワクだけでなく、苦悩やつぶやきもお伝えしたいと思います。
今回は、先日開催された、「森のハロウィンパーティー」での
ブース出展について、ご報告させてください。
10月末の青空澄み渡る2日間。この日、私たちは恵那銀の森にて
開催された、「森のハロウィンパーティー」に出展しました。
今回の企画は、マスカレードマスクと魔法の杖を自然素材でつくり、
それを持ちお店で「Trick or Treat!」すると、お菓子などが
もらえるというもの。二日間で100名対応を目標に、素材を準備して
いました。
この日ばかりは、先日できたばかりのチェーンソーアート作品
(望月鮎佳さん作)のタヌキも、おめかしを…
マスクと杖で、ハロウィンを演出します♪
用意したのは、アカエゾマツ・アカマツ・クロマツそれぞれの
マツボックリ。さらに、モミジバフウの実、葉っぱ付きの
未熟なドングリ、マツの皮、ススキ…。
クラフトが大好きな創業者夫人・渡邉君代の協力もあり、
さまざまな素材が大集合。作らずとも、こうした素材に興味を
惹かれて「これ、なんですか?」と聞いてくださる人も
たくさんいました。
素材を木の枝やマスクの台紙に、ホットボンドでつけていく
子どもたち。自由な発想で、迷うことなくペタペタペタ…
なかには、このように色付きマツボックリをあえてバラバラにして、
再度くっつけるという離れ業をオーダーする子どもも…
(お父さんががんばってました!!)
こちらは、なんだかカブトムシみたい…
特にこちらから提案しなくても、やわらかな発想が次々と生まれ、
カタチになっていく。
こうしたプロセスに立ち会うと、いつもハッピーな
気持ちになります!!
張り切って仮装してきた子どもたちは、できあがったマスクと
杖を持って、お店へ。大きな声で「Trick or Treat!」と
叫ぶ子もいれば、消え入るような声で言ってくれた子どもたちも
いたようです。
今回参加してくれた子どもたちは、総勢87名。
お父さん・お母さんまで含めれば、もっともっと多くの人が、
ブースを訪れてくれました。
森の素材に触れて、その温もりをしっかりと感じ、
それをカタチにしていく…。願わくば、私たちの森づくりも
こうして柔軟に、カタチになっていくプロセスを
楽しめるものであってほしいと、思っています。
森の番人としては、楽しみつつも背筋が伸びる思いでした。
皆さん、このたびはご参加ありがとうございました!
次は、森で会いましょう。
恵那銀の森は、人と森が共生できる社会を目指し、人と森をつなぐ場所づくりの
ひとつとして、閉鎖されたゴルフ場を人が集える場所にしていく「森づくり事業」
を進めています。 いつの日が子どもの笑顔があふれ、人々が森の癒しを感じて
もらえる森ができる日まで。私たちの取り組みは続いていきます。
http://ginnomori.info/shisetsu/ginnomori_vision.htm