おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。創業者・
渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いからゴルフ場跡地を買い
取り、この跡地を森に還す森づくり事業を2020年にスタートさせました。
このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」2名の夢と希望、
ワクワクだけでなく、苦悩やつぶやきもお伝えしたいと思います。
今回は、先日に引き続き行なったドングリ拾いについて、
ご報告させてください。
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今年、第2回目となるドングリ拾い。今日は、坂本こども園の36名の
子どもたちがやってきてくれました!
子どもたちは、いつだってとってもパワフル!!
元気に森を走り回りながら、ドングリを次々に
見つけていきます。
落ち葉に隠れているドングリを見つけるのは、大人の目では
少し難しいくらいです。よく見つかるな、と感心させられて
しまいました。
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「このドングリ、根っこ出てる!」「セミの抜け殻あったよー」
「青いドングリあった!!」…。
普段は人気のない森の中に子どもたちの声がこだますると、
なんだか森までも元気になったかのよう。
陽射しが優しく差し込む中、子どもたちはたくさんのドングリを
集めました。
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拾ったドングリのうち2つは、将来の森のために。こうして子どもたちが
手塩にかけて植えてくれたドングリは、徐々に大きく育てて、
森に植えていく予定です。
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今年、この2回のドングリ拾いで植えてもらったドングリの数は、
なんと196ポット!
ここからは、私たち森の番人のお仕事。
ドングリは基本的に暑さ・寒さなど環境の変化に強い
カタチではありますが、発芽後は、十分に日光が当たる
ように周囲の草を刈ったり、乾燥が続くようなら水やりしたり。
このあたりは、どこまでやっていいものか、迷うことも。
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それでも、ドングリ拾いから生まれた苗のなかでも、5年が経った
ものは、大人の腰丈を超えるほど。まだまだ小さいものも
見られますが、ほとんどがのびのびと育っています!
今、この苗が育っているのは、以前はゴルフ場のグリーンだったという、
砂地まじりの土地。決して肥沃でないうえ、水や肥料を潤沢に
与えてきたわけでもありません。
それでも大きく、力強く育つ様子には、こちらが元気をもらってしまいます。
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ドングリ拾いの後には、中津川図書館のスタッフさんによる
読み聞かせを通じて、森への想いをいっそう強くし帰っていった
子どもたち。
いつかこの広大なゴルフ場が森になるよう、ともに願い、
そしていつか、森の番人となって支えてくれたら・・と
願うのは、贅沢すぎるでしょうか。
タフな生命力を存分に生かすことで生まれる、強い森。
そして、子どもたちの小さな手から生まれた、大きな森。
誰もが訪れ、癒される森――。
そんな日を夢みる活動は、これからも続いていきます。
恵那銀の森は、人と森が共生できる社会を目指し、人と森をつなぐ場所づくりの
ひとつとして、閉鎖されたゴルフ場を人が集える場所にしていく「森づくり事業」
を進めています。 いつの日が子どもの笑顔があふれ、人々が森の癒しを感じて
もらえる森ができる日まで。私たちの取り組みは続いていきます。
http://ginnomori.info/shisetsu/ginnomori_vision.htm