おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。創業者・
渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いからゴルフ場跡地を買い
取り、この跡地を森に還す森づくり事業を2020年にスタートさせました。
このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」2名の夢と希望、
ワクワクだけでなく、苦悩やつぶやきもお伝えしたいと思います。
今回は、私たち森の番人のお仕事と秋が深まる森の様子について、
お話させてください。
植栽配置や利用方法についての議論が静かに進む、私たちの森づくり。
今月は、日陰の調査を行ないました。夏の日陰、冬の日陰…。
将来植えていく木々にとって、土や水、そして陽当たりは
最重要項目のひとつです。
一見すると地味で非効率な仕事ですが、つぶさに調べ上げることで、
その環境に合っている樹種選定に役立てるのです。
真紅の紅葉を眺める、ベースとなる施設を建てる、土づくりを
行なう…。これらはあまり関係なさそうに見えますが、自然の
エネルギーを使うことなどを加味すると、日光の条件は重要に
なってきます。
検討すべき項目は多く、いまだどんなデザインができるのか、
なかなか見えずにやきもきすることも少なくありません。
一つひとつの条件をパズルのようにつぶさに重ね合わせ、
やっと一筋の光明が見えてくる――。森をつくるという仕事は、
長きにわたりこのような進み方をしていくようです。
こうした仕事と並行するのは、ハロウインのおばけカボチャの
種取りや、年末に開催予定となる豊年祭の準備、落ち着きつつある
草刈、森の散策ツアー…。
なかなか落ち着いてモノゴトを考える時間は取りづらいですが、
「なんとか良い森をつくりたい!」。
その一心が、私たちを突き動かしています。
ところで、最後の追い込みとなっている森の散策ツアーは、
ご好評により残席わずか(本当にわずかです!!)となりました。
最高のお天気に恵まれた絶景ポイントは格別!
深まる恵那峡の紅葉と、観光遊覧船を眼下に見下ろしつつ、
寄せては返す、さざ波の音をお客様とともに楽しんでいます。
今年11月末までのこのツアーの開催は、また来年以降。
ぜひ、晩秋の秋&美味しさ満載のランチを楽しむ
ツアーにも、ご参加ください。
冬の準備が始まる森の中で、このゴルフ場跡地で良く見られる
ハナゴケの仲間を見つけることができました。1cmほどしかない
小さなカラダと、餅花のような紅い“花”。
ミクロな仲間たちも喜ぶ、素敵な森を目指しつつ、
私たちの森づくりは続いていきます。
※森の散策ツアーのご予約は、じゃらんHPから。
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000209568/?screenId=OUW2211&plandate=20210801&asbTerm=31
お電話にてご予約いただく場合は、070-4171-9327までご連絡くださいませ。
なお、本ツアーはコロナウイルス感染拡大防止のため、飲食時のマスクを外す際には
ご家族(グループ)ごとにソーシャルディスタンスを保つようお願いし、
安心安全な対応を心がけて運営しています。