おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。創業者・
渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いからゴルフ場跡地を買い
取り、この跡地を森に還す森づくり事業を2020年にスタートさせました。
このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」2名の夢と希望、
ワクワクだけでなく、苦悩やつぶやきもお伝えしたいと思います。
今回は、毎年恒例のドングリ拾いについて、
お話させてください。
毎年恒例となっている「ドングリ拾い」。地元幼保育園の子どもたちに
森でドングリを拾ったあと、そのうちいくつかを植えてもらい、
将来の森づくりに役立てる。そんなイベントになっています。
2018年からすでに5年目となった今年、第一回目のどんぐり拾いに
参加してくれたのは、めぐみ保育園、にしこまの森こども園、
坂本さくら保育園の子どもたち。総勢63名の子どもたちが、
元気に森を駆け巡りました!
ゴルフ場の一角に残されたクヌギ林。今年はドングリが裏年という
こともあり、決して大量の収穫が期待できたわけではありません。
でも…
「あったよー!」
「こっち来て!見て、見て!」
元気な声が森に響き、子どもたちがドングリを手に、そして
ドングリを見せに、駆け寄ってきてくれました。
子どもたちにとって、ドングリは格好の遊び相手。とにかく、
拾うだけでも不思議な楽しさがあります。私自身、子どもの頃に
せっせと袋に入れては持ち帰った、そんな記憶があります。
子どもたちも例外なく、本当に楽しそうにドングリを見つけ、
握りしめ、大切に袋に入れていました。
拾ったあとのドングリ植えは、長いポットと短いポット、2種類を
使います。ちょっと複雑かな?と思いましたが、そこは慣れている
保育士さんと子どもたち。とてもスムーズに、植えてくれました!
私たちがこれから取り組むのは、このドングリを「生命の源」として
活用する、森づくり。このドングリたちが太く・大きく育つよう、
お力添えをいただいているパーマカルチャーデザイナーさんの知恵、
自然が大好きという方のお力、そして子どもたちの無限の(!)体力を
お借りしながら、一歩一歩、着実に歩んでいきたいと願っています。
ドングリを植えたあと、お昼ご飯を食べて絵本の読み聞かせを聞き、
そして場内のお散歩にと元気に走り回った子どもたち。
大きくなったら成長した森を見に来て、自身の子どもたちに
「これ、昔植えた樹なんだよ」と紹介してくれたらうれしいなと
思っています!
今年、あと1回行なう予定のドングリ拾い。次回は、
どんなドングリ拾いとなるでしょうか。
リポートをお待ちください!!
恵那銀の森は、人と森が共生できる社会を目指し、人と森をつなぐ場所づくりの
ひとつとして、閉鎖されたゴルフ場を人が集える場所にしていく「森づくり事業」
を進めています。 いつの日が子どもの笑顔があふれ、人々が森の癒しを感じて
もらえる森ができる日まで。私たちの取り組みは続いていきます。
http://ginnomori.info/shisetsu/ginnomori_vision.htm