ゴルフ場跡地となって、はや数年。
ほとんど人の手が入らなくなった
この森ではありますが、
木々はきちんと季節を刻んでいます。
もちろん、どんぐりの木も例外ではありません。
そんな秋の実りを
楽しみながら、森を育てようという活動「どんぐり拾い」が
今年も始まりました。
トップバッターとなってくれたのは、
杉の子幼稚園の年少さん。
まだまだ3歳という年齢ながら、おシゴトはばっちり!
どんぐりを見つけては、スタッフのもとに持ってきてくれます。
恥ずかしいのか、なかなか大きな声は出せなかったけど、
「どんぐりあったよ」「マツボックリもあるよ」と教えてくれました。
次なる拾い手は、同じ杉の子幼稚園の年中さん。
年少さんより体も大きくなった年中さんたちは、めいめいが
紙でつくったどんぐり袋(と呼べばいいのかな?)を持って
きてくれました。
まずはここがかつてゴルフ場だったこと、ここを森に戻すために
どんぐり拾いをお手伝いしてほしいことを伝えると、しっかりと
理解してくれた年中さんたち。
森に入ってどんぐり拾いを始めると、やっぱり勢いが違います。
「あった!」「こっちにもある!」「セミの抜け殻もあったよ」
いろいろな発見を声に出しては、次々にどんぐりを袋に入れていきます。
どんぐり拾いのあとは、ポットにどんぐりを植え付け。
早く大きくなあれ~と願いを込めて、ふたつのどんぐりを
ポットへ入れました。
お仕事を終えたあとは、絵本の読み聞かせタイム。中津川図書館の
ボランティアさんのお話に、真剣に聞き入っていました。
子どもたちが植えてくれたどんぐりポットは、ひとりにつき3つずつ。
うち2つは銀の森が育て、ひとつは子どもたちが持ち帰り、園で
育ててもらいます。「お水をあげて、大切にしてね」というスタッフの
言葉に、しっかりとお約束してくれた子どもたち。
子どもたちのいっぱいの愛情に、きっとどんぐり達は
芽吹きで応えてくれるはずです。