恵那 銀の森 公式ブログ

岐阜県の恵那山のふもと「恵那 銀の森」。四季折々の季節を告げる木々と小川のせせらぎに包まれた小さな森の中で、おいしい・のんびり・たのしい時間をお過ごしください。

インフォメーション 徒然日記 森づくり活動 銀の森キャンパス

ドングリの苗、試し植え!

投稿日:

本日は雨。この“自然の恵み”を利用しようと、
昨日は選抜したドングリの苗を、畑に移植してきました。

2年にわたって園内で育成してきたドングリの苗。先日
つくった畑で大きく育てて、将来は森へ植樹します。

まずはチョークで、シートにマーキング。
苗同士の間隔は、50cm。これから植える苗の数が
300以上もあるので、のびのびと枝葉を広げられるように、
横並びにならないように。

マーキングが終わったら、ポンポンと苗を置いていき、
シートに穴を開けて土を掘って、土の湿度をチェック。

しっとりとした土を確認したら、ポットから苗を出して、
植えていきます。ちゃんと大きくなるんだぞ…。
そんな願いを込めて、一つひとつ。

苗を植えた直後は、どうしてもポットの土の外側に
空気の層ができてしまいます。これを解消するため、
よ~く水をまいて空気が抜けたら、この日はおしまい。

苗の数がとても多いので、
これ以外の苗植えは地域の子どもたちにお手伝いしてもらいます。
子どもたちとの共同作業にむけての準備は万端です!

さて、作業を終えたころ、草刈りから戻った初代・森の番人
から苗の管理を教えていただきました。

●水やりは朝いちばんに
 木そのものの温度を下げると、根腐れが起こりやすくなる

●根の回りを少し押さえて、シートにくぼみをつくる
 雨水がたまりやすくなって、乾燥防止になる

●苗が二股になったら、健康なほうを残す
 元気な芽に栄養分を回してやる

●夏過ぎに「土用芽」が出てきたら注意
 土用芽は夏が終わると寒さで枯れることが多いので、
 窒素の少ない肥料をまいて、木質化させる

山師として手掛けてきた木々の山採り(山から移植)、
そして今も担う年間140枚の水田。

その膨大な経験値から培った番人の言葉は、まさに至宝です。
「木は強い。この苗なら大丈夫!」。その太鼓判を
信じましょう。

ゴルフ場内では、ドングリの「もと」(雌花)が咲き始めました。
苗たちもぐんぐん成長して、将来は花実をつけられるくらい、
デッカクなってほしいです。

-インフォメーション, 徒然日記, 森づくり活動, 銀の森キャンパス

執筆者:

関連記事

no image

祝い箸の祈願に行ってきました♪

こんにちは 恵那 銀の森です。昨日、長野県に在る「蓼科山 聖光寺」へ行ってきました。今回はおせちにお付けする祝い箸の祈願を松久保長老様にしていただく旅。松久保長老様には「五節會」や「美栗舎」の店舗の名 …

no image

春日居の桃が入りました!

銀の森のジャムの中でも一番人気の「桃ジャム」。そのジャムに使用している春日居の桃が入荷し、今日から桃の処理がはじまりました♪銀の森で使用している桃は、味・重量感・見栄えにおいて日本一を誇る「春日居の桃 …

地中の王者「モグラ」との共存を考える

おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。2020年には、創業者・渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いを叶えるべく、ゴルフ場跡地を買い取り、新おせち工場を建設しつつ、森づくり事業を …

no image

本日は晴天なり♪

今朝は霧に覆われていた銀の森。霧が晴れるとお陽さまが現れ、暖かな陽気になりました♪最近はすっかり冬の陽気になり、じっとしていると寒いですがすこし体を動かすと体がぽっかぽか(*^_^*)この季節のお散歩 …

no image

豊年祭のご案内

歳末の一大イベント「豊年祭」。今年も一年の感謝を込めて。12月27~30日の4日間、開催いたします!!各店舗では豊年祭期間限定の商品が♪カリテレモンではガトーフロマージュポムを。竈ではおせちに欠かせな …

アーカイブ