恵那 銀の森 公式ブログ

岐阜県の恵那山のふもと「恵那 銀の森」。四季折々の季節を告げる木々と小川のせせらぎに包まれた小さな森の中で、おいしい・のんびり・たのしい時間をお過ごしください。

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2021ドングリ拾い!

投稿日:2021年10月22日 更新日:

おせちメーカーとして約半世紀の歴史を刻む、恵那銀の森。
創業者・渡邉大作の夢「森と共生したい」という強い想いから
ゴルフ場跡地を買い取り、この跡地を森に還す森づくり事業を
2020年にスタートさせました。

このブログでは、この事業を担う、私たち「3代目森の番人」
2名の夢と希望、ワクワクだけでなく、苦悩もお伝えしていけたらと思います。

今回は、4年目を迎えた「ドングリ拾い」について、お話させて
いただきたいと思います。

2018年から、地元保育園やこども園を招いて行なうようになった恒例
行事「ドングリ拾い」。このイベントは、森のなかで子どもたちが
ドングリを拾い、それを苗ポットに植えるというもの。やることは
シンプルですが「子どもたちの小さな手で、広大なゴルフ場に森を
紡ぎ出したい」という願いが込められています。

さて、本年初のドングリ拾いにやってきてくれたのは、坂本さくら
こども園、にしこまの森こども園、めぐみ保育園の年長さんたち。
総勢58名の子どもたち=ドングリ拾い職人たち(!)は、元気いっぱい
にクラブハウスへ集合すると、森のなかへと歩みを進めました。

森のなかでは、そこにも、ここにもドングリが!
「あった!」「こっちにもあるよー」「あ!この赤い実なに?」
「キノコもあった!」「セミの抜け殻発見~」「マツボックリも
あるじゃん」…ドングリ以外のさまざまな発見を楽しみながらも、
子どもたちのドングリ入れ(手作りしてきた園も!)はみるみる
いっぱいに。

30分ほど経てば、すでにみんなの袋は収穫でいっぱい!これを
いったんクラブハウスへ持ち帰り、苗のポットに植え付けていきます。

今回用意したのは、「ロングポット」という深~いポット。高さ20cm
にも及ぶこのポットは、主にバラや果樹用として使用されるという
ことですが、森の番人が通う森林文化アカデミーの教授によれば、
ドングリにも向いているとのこと。根を深く張るドングリとしては、
こうしたポットが最適というわけです。いっぱいの土に、しっかりと
根っこを張ってほしいですね。

こうして”大活躍”を終えた子どもたちはお弁当を食べ、中津川市立図書館
のボランティアさんによる紙芝居をじっくり楽しんで…その後は、
お楽しみの散策&フリータイム!

広~い草原となっているゴルフ場を野生動物のように駆け巡り、斜面を
転がり、カキの実を見て、池をのぞき込んで…とおおはしゃぎ。とっても
楽しそうな様子に、スタッフもご満悦でした^^

ロングポットで育成する苗は、これから恵那銀の森園内でじっくりと
育みます。のびのびと根っこを出すドングリは、これからどんな
成長を見せてくれるのでしょう?すくすくと元気に、そしてしなやかに
育ったドングリが大樹となり、いつの日か大人になった子どもたちが、
家族連れで森を訪れてくれたら…。森のポテンシャルと夢が膨らむ、
とても素敵な時間でした。


恵那銀の森は、人と森が共生できる社会を目指し、人と森をつなぐ
場所づくりのひとつとして、閉鎖されたゴルフ場を人が集える場所に
していく「森づくり事業」を進めています。 いつの日が子どもの笑顔が
あふれ、人々が森の癒しを感じてもらえる森ができる日まで。
私たちの取り組みは続いていきます。
http://ginnomori.info/shisetsu/ginnomori_vision.htm

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